■「海事プレスONLINE」2022年4月5日(火)に、内海造船についての記事が掲載されています。
内海造船は3月30日、因島工場で建造中の宮崎カーフェリー向け1万4200総トン型旅客船兼自動車航送船“フェリーろっこう”を進水した。引き続き艤装工事を行い2022年9月に引き渡す予定。
2機2軸2舵の旅客船兼自動車航送船で、車両甲板4層を備えている。球状船首と船尾双胴船型を採用し、推進性能と耐航性の向上。フィンスタビライザを備えて横揺れを軽減したほか、バウスラスタ2基とリアクション型バルブ付マリナーシリング舵2台、5翼可変ピッチプロペラを装備し、操船性を向上させている。また、バリアフリー設備として車両甲板と旅客乗船口から客室エントランスに直接移動可能なエレベータを左舷側に装備している。
【主要目】全長約194.00m、BDd=27.60m×20.35m×6.70m(満載喫水)/6.70m(構造喫水)、約1万4200総トン、約6030重量トン(構造喫水)、車両搭載能力:12mトラック約163台/8mトラック約2台/乗用車約81台、旅客定員576人、乗組員36人、主機関:JFE-S.E.M.T PIELSTICK 12PC2-6B×2基2軸(連続最大出力8570kW×600/134.6min-1×2)、航海速力約23.1ノット、資格:JG第二種船(非国際)、航路:神戸/宮崎