■「海事プレスONLINE」2024年5月13日(月)に、内海造船㈱についての記事が掲載されています。
内海造船が10日発表した2024年3月期の連結純利益は前の期の3.1倍となる23億円で、過去最高となった。三菱造船への和解金と関連費用を特別損失として計上する一方、コストダウンや円安によって収益が改善した。今期は純利益7億円と減収減益予想だが、4期連続の黒字となる見通し。また、2023年度の新造船受注は12隻で、今年1〜3月に新たに5隻を受注した。
24年3月期決算は、売上高が前の期比23%増の464億円、営業利益が前の期の4.2倍の32億円、経常利益が4.8倍の31億円で、増収増益となった。期末配当は公表どおり1株当たり60円増配となる100円に決定した。
24年3月期の新造船実績は、引き渡しがフェリーとコンテナ船で計9隻、受注が一般貨物船やRORO船、自動車船、輸送船で計12隻だった。受注残高は新造船22隻などで前の期比23%増の966億円となった。
今期の通期連結業績予想は、売上高が前期比3%減の450億円、営業利益が72%減の9億円、経常利益が75%減の7億5000万円、最終利益が69%減の7億円を見込む。