三和ドック、定着率向上へ「出会い応援イベント」【海事プレス-7/3】

■「海事プレスONLINE」2023年7月3日(月)に、三和ドックについての記事が掲載されています。

 三和ドックが6月24日、本社ビルの展望カフェで、若手従業員に交流・出会いの場を提供するパーティーを開催した。地元因島の島外出身者が従業員に占める割合が増える中、定着率向上に向けて従業員の地域への定住促進を図る目的でイベントを企画した。
 「新しい出会い応援パーティー」として開催したイベントには、同社の男性社員23人と、因島を中心とした尾道市内の関係企業などから応募した女性20人が参加。5階の展望テラスに食事などをそろえ、運営スタッフとして参画した若手従業員が企画したレクリエーション等を通じて参加者間の交流を促した。
 イベントは、若手社員の長期定着率に問題意識を持った中堅社員からの提案で実現した。社内提案制度で2020年度の社長賞を授賞した企画で、その後の新型コロナウイルス感染拡大で実施できずにいたが、行動制限が撤廃されたことを受け、感染流行期に出会いの場が限られていた若手社員を活気づかせる意味も込めて開催に至ったという。飲食や交通費などは会社が支援することで気軽に参加できる形とした
 同社は今後も、こうしたイベントも活用しながら従業員の地域との交流や定住促進などを図る考えだ。