名村造船所が6年連続Sクラス 省エネ評価、造船10社が優良事業者に【海事プレス-6/8】

■「海事プレスONLINE」2023年6月8日(木)に、内海造船についての記事が掲載されています。

 省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)に基づく2022年度報告分の「事業者クラス分け評価制度」で、造船業では10社が最高の「Sクラス(優良事業者)」に選ばれた。このうち名村造船所は6年連続でS評価を取得した。
 22年度分でSクラス評価を受けた専業造船所は、岩城造船、今治造船、函館どつく、内海造船、福岡造船、檜垣造船、大島造船所、佐伯重工業、南日本造船、名村造船所だった。佐伯重工は5年連続、内海造船は4年連続でのSクラスだった。
 唯一6年連続でSクラスを取得した名村造船所は、環境負荷低減をグループ経営の最重要課題と位置づけ、伊万里事業所で省エネ機器導入や、塗装ブラスト工場の温湿度の見える化による空調機の稼働改善、コンプレッサ運転時間の短縮などの省エネ活動に取り組んでいる。
 「事業者クラス分け評価制度」は、省エネ法でエネルギー使用状況の報告が求められている国内事業者を対象に評価するもので、省エネ結果に応じてS、A、B、Cの4段階で評価している。