建造船18隻が省エネ「5つ星」 内海造船、造船所別で最多【海事プレス-12/21】

■「海事プレスONLINE」2022年12月21日(水)に、内海造船についての記事が掲載されています。

 内海造船が建造した宮崎カーフェリー向けの新造カーフェリー“フェリーろっこう”がこのほど、国土交通省から「内航船省エネルギー格付け制度」の最高評価5つ星を獲得した。これで内海造船の建造船で5つ星を獲得した船は累計18隻。造船所別では最多になっている。
 国交省の内航船省エネ格付制度は、省エネ性能に優れた二酸化炭素(CO2)排出量の少ない内航船に格付を付与する制度。2020年に運用を開始して以降、これまで84隻が2~5つ星で格付けされている。このうち、内海造船が建造したRORO船12隻とフェリー6隻が、5つ星を獲得している。
 内海造船は複数の船種を製品とするプロダクトミックス戦略が特徴だが、軸になっているのが内航のフェリーとRORO船。独自の船型開発力による省エネ性能の高さに定評が高い。

省エネ「5つ星」を獲得した内海造船建造船