三和ドック、HSE鑑定取得 修繕工場の安全管理を国際標準に【海事プレス-12/15】

■「海事プレスONLINE」2021年12月15日(水)に、三和ドックについての記事が掲載されています。

 三和ドックは14日、日本海事協会(NK)から労働・安全・環境(HSE)の国際基準に即した鑑定を受け、10日にHSE鑑定証書を授与されたと発表した。
 HSEマネジメントシステムは労働安全衛生のリスク管理手法で、オイルメジャーが組織する国際団体OCIMF(石油会社国際海事評議会)を中心に国際的に広く認知されており、船舶・海洋構造物の建造や修繕、改造の商談でHSE鑑定取得の有無が造船所の条件になることもある。三和ドックは2016年に大型の7号ドックを竣工したことで大型外航船の商談が増加し、外国人監督とのやり取りが増えたことなどを契機に、安全管理をグローバルスタンダードに合わせる必要性を感じ、HSEマネジメントシステム導入の検討を進めてきた。2018年からは日本中小型造船工業会による日本財団助成事業「中小造船所へのHSE導入実証」に参加。3カ年計画で導入に向けた準備を進め、鑑定取得に至った。