■「海事プレスONLINE」2021年12月7日(火)に、内海造船についての記事が掲載されています。
内海造船は4日、瀬戸田工場で建造中の鉄道建設・運輸施設整備支援機構/宇和島運輸向け2710総トン型旅客船兼自動車航送船“れいめい丸”を進水した。引き続き艤装工事を行い2022年6月17日に引き渡す予定。
2機2軸2舵の旅客船兼自動車航送船で、球状船首と双胴型船尾を採用し、推進性能と耐航性の向上。省エネ装置としてエコキャップと省エネフィン付シリング舵、船尾フィンを搭載した。船体中央部にはフィンスタビライザを備えて横揺れを軽減したほか、バウスラスタ2基と低速時の最大舵角70°のシリング舵2枚、可変ピッチプロペラを装備し、操船性を向上させている。また、バリアフリー設備として車両甲板から第一遊歩甲板に移動可能なエレベータを右舷側に装備している。
【主要目】全長約121.41m、BDd=16.00m×10.60m×4.45m(計画満載喫水)/4.60m(構造喫水)、約2710総トン、約1280重量トン(構造喫水)、車両搭載能力:8トン積トラック38台/乗用車28台、旅客定員586人(6時間未満)、乗組員12人、主機関:ダイハツ-6DKM-36e×2基2軸(連続最大出力3310kW×600/215min-1×2)、航海速力約20.2ノット、資格:JG第二種船(沿海区域)、船籍港:愛媛県八幡浜市