今期純利益20億円に上方修正
内海造船、和解金支払いでも円安効果で改善【海事プレス-3/8】

■「海事プレスONLINE」2024年3月8日(金)に、内海造船㈱についての記事が掲載されています。

 内海造船は7日、2024年3月期の連結純利益予想を従来予想から3億円引き上げ、前期比2.7倍の20億円に上方修正した。三菱造船への和解金と関連費用を特別損失として計上する一方、円安によって収益が改善する見通しになった。
 第4四半期の急激な円安進行を受けて未確定の為替レートを見直した結果、外貨建て工事の売上高と収益が改善する見込みとなった。またこれに伴い、一部の工事損失引当金対象船の引当金が減少。これにより、売上高は前期比26%増の472億円(従来予想は470億円)に、営業利益は前期比3.8倍の29億円(従来予想は20億円)に、経常利益は4.4倍の28億円(従来予想は19億円)に、それぞれ上方修正した。
 期末配当は公表どおり1株当たり100円を予定している。