通期経常益3倍の19億円に上方修正 内海造船、円安などで大幅増益、増配も決定【海事プレス-2/6】

■「海事プレスONLINE」2024年2月6日(火)に、内海造船㈱についての記事が掲載されています。

 内海造船は5日、2024年3月期の通期連結業績予想の上方修正を発表した。通期経常利益は従来予想を14億円上方修正し、前期の3倍となる19億円と予想。鋼材をはじめ資機材価格の高騰が続いているものの、円安効果とコストダウンにより大幅な増収増益となる見通し。期末配当金も1株当たり前期末比60円増配となる100円に上方修正した。
 2024年3月期通期の連結売上高、営業利益、最終利益予想ともに13億〜25億円上方修正した。通期売上高は前期比25%の470億円(前回発表予想445億円)、営業利益は前期の2.6倍の20億円(同7億円)、最終利益は前期の2.3倍の17億円(同3億円)と予想している。
 同日発表した2023年4〜12月期決算は、売上高が前年同期比34%増の360億円、営業利益が3.8倍の27億円、経常利益が4.4倍の27億円、最終利益が2.9倍の22億円だった。期中の新造船受注は7隻で、このうち10〜12月に新たに1隻を受注した。受注高は新造船7隻、修繕船ほかで379億円。受注残高は前年同期比12%増の806億円となった。