増収増益、新造船は5隻受注 内海造船の4〜6月期、円安寄与【海事プレス-8/2】

■「海事プレスONLINE」2023年8月2日(水)に、内海造船についての記事が掲載されています。

 内海造船が1日発表した2023年4〜6月期決算は売上高が前年同期比53%増の135億円、経常利益が20億円増の21億円と増収増益だった。円安が収益に寄与した。また受注では、新造船5隻を受注した。
 営業利益は19億円増の20億円、純利益は17億円増の18億円だった。新造船で、円安の影響により売上対象船の評価額が増加したことや、工事損失引当金の一部取り崩しがあり増益要因となった。また大口の改造工事と修繕工事が完工したことも収益面でプラスとなった。
 通期予想は従来から変更せず、売上高は前期比18%増の445億円、経常利益は22%減の5億円、純利益は59%減の3億円。為替相場や鋼材・機材価格の動向が不透明なことから、減益予想を据え置いた。