■「海事プレスONLINE」2022年4月22日(金)に、内海造船についての記事が掲載されています。
内海造船は19日、瀬戸田工場で建造中のサモア独立向けの貨客船兼自動車渡船“Lady Samoa IV”を進水した。サモア国と米領サモアを結ぶ貨客船で、日本国際協力システムが発注した。引き続き艤装工事を行い2022年8月に引き渡す予定。
2機2軸2舵の貨客船兼自動車渡船で、貨物搭載のためのデッキクレーンを船尾左舷に装備。車両層は1層で、車両搭載場所と貨物搭載場所は倉内のゲートドアで区切られている。水槽試験での検討を重ねた速力性能に優れた船型を採用したほか、離着岸が容易にできるよう船首部にバウスラスタを備えている。船体上部にはソーラーパネルを搭載し、発電した電力を旅客スペースに使用する。
【主要目】全長約48.00m、BDd=12.00m×6.30m(3デッキ)/3.80m(2デッキ)×2.35m(満載喫水)/2.45m(構造喫水)、約1130総トン、約170重量トン(構造喫水)、貨物搭載場所225m、旅客定員280人、乗組員17人、主機関:ヤンマー6EY17W型ディーゼル機関×2基2軸(連続最大出力837kW×1450/293min-1×2)、航海速力約11.5ノット、船級:日本海事協会、船籍港:APIA、航路:サモア(アピア)/サモア(パゴパゴ)