帰りたくなる、住みたくなる、挑戦したくなる島へ。
2050年の因島を、みんなで描く。
穏やかな瀬戸内の海と山、世界の海を支えてきた造船・鉄工の技術、はっさくや村上海賊に代表される歴史と文化、そして顔の見える人のつながり。因島には、長い時間をかけて育まれてきた、ここにしかない価値があります。



海も、山も、技も、人も。因島には誇れるものがある。
島の産業や地域を支える若い世代が少なくなっています。
人口構造の変化は、すでに島の企業経営や事業承継に影響を与えています。
1990年→2025年
12年間で、3分の1以下に激減。
仕事だけでなく、教育・医療・交通・住宅など、安心して暮らせる環境が必要です。
若い世代・担い手が減る
人材確保・事業承継が難しくなる
交通・医療・教育などを維持しにくくなる
暮らし続ける/戻ることが難しくなる
さらに担い手が減る
この連鎖を、ここで変える。
出典:因島地域人口推計(住民基本台帳)/因島みらい会議調査 ※端数処理のため、減少率の計算が一致しない場合があります。
「このままではいけない」──その危機感から、業種も立場も違う島の事業者・住民が集まり、2050年の因島を語り合う場が生まれました。20回を越える議論を重ね、因島の「ありたい姿」を一つひとつ積み上げてきました。
因島の強みである海・造船・人のつながりを活かし、「ここに帰りたい、ここに住みたい、ここで挑戦したい」と思える島を、多くの人の力でつくります。因島みらい会議は「北極星」を示す場です。実現の道筋は複線的であり、多様な主体がそれぞれの立場で自分事化できる指標を描きます。
✦ 最上位|総合キャッチフレーズ(北極星)
日本一住みよい島、因島
すべての取り組みが向かう、ただひとつの到達点
島を出た人も、初めて訪れた人も、「また帰ってきたい」と思える島へ。一度でも因島と縁を結んだすべての人にとっての、第二の故郷に。
海があり、山があり、穏やかな時間がある。数字では測れない豊かさで選ばれる島へ。出身も国籍も問わず、誰もが居場所を持てる場所に。
「好きにしたらええ、見よってやる」。新しいことに踏み出す人を、島ぐるみで応援する文化を育てる。失敗を恐れず動き出せる土壌へ。
島を出た人も、初めて訪れた人も、「また帰ってきたい」と思える島を目指します。一度でも因島と縁を結んだすべての人にとって、ここが「第二の故郷」になること──それが「帰りたくなる」という言葉に込めた願いです。
誰もが「帰ってよかった」と思える受け皿と、温かい人のつながりがある島を目指します。
造船・製造業を中心に、島内でキャリアを築ける多様な選択肢がある島を目指します。
来た人を歓迎し、挑戦する人を応援し、孤立させない文化を育てる島を目指します。
空き家・空き地が活かされ、多様な暮らしに対応できる住まいの選択肢がある島を目指します。
帰っておいで、海がある、仕事がある、未来がある。
海があり、山があり、穏やかな時間がある。数字では測れない豊かさが、因島の暮らしにはあります。出身も国籍も問わず、誰もが孤立せず「ここにいてよかった」と感じられる島へ。都市の便利さとは違う、質的な豊かさで選ばれる島の姿を描きます。
海・山・穏やかな時間。数字で測れない豊かな島、自分らしく生きられる島を目指します。
出身・国籍を問わず誰もが孤立せず居場所を持てる、多文化共生の豊かな島へ。
子育て・医療・介護・教育。「島だから安心」と言える因島を目指します。
国籍・立場を問わず「ここなら大丈夫」と思える「安心の港」を目指します。
誰もが居場所を持てる、セーフハーバー(安心の港)の島へ。
「好きにしたらええ、見よってやる」──新しいことに踏み出す人を、島ぐるみで応援する文化を育てます。造船の技術も、はっさくの恵みも、村上海賊の歴史も、因島には挑戦の種が眠っています。失敗を恐れず動き出せる土壌が、次の世代の島をつくります。
ロボット・AI・脱炭素と融合し「因島でつくられた」ものづくりの誇りが次の世代へ受け継がれる島を目指します。
「好きにしたらええ」——挑戦を見守り、創業の芽が育ち、新しいしごとの形が島に根づく島を目指します。
はっさく・村上海賊・しまなみ——固有の資源を磨き、組み合わせ、意味を与え直す。地域の誇りをなりわいへと育てていきます。
地元の高校・産業・地域が連携し、若者が「因島で学び、因島で育つ」未来像を描きます。島での学びが未来をつくる力になる。
好きにしたらええ、見よってやる。
子育て・医療・教育・住まい──島内で暮らしが完結できる環境像を、多様な主体とともに描きます。誰もが居場所を持てる「セーフハーバー」の島へ。
工業出荷額約840億円の造船・鉄工産業を核に、次世代技術と多様な人材が融合する「海事都市因島」の姿を描きます。
自転車・ポルノグラフィティ・大浜埼灯台(国重文)・本因坊秀策、しまなみ海道・村上海賊・はっさく──因島固有の資源が人を惹きつけ、新しい文化と活気が生まれる島へ。
全国に散らばる、因島ゆかりのみなさんへ。
生まれ育った島でも、かつて働いた島でも、しまなみ海道を渡ってふと立ち寄った島でも。
どんな形であれ、因島と縁を結んだあなたへ。
このページにたどり着いたなら、それはきっと偶然じゃない。
島のことを一番知っているのは、毎日ここで生きているあなたです。あなたの「なんとかしたい」が、このビジョンを動かします。
故郷を出たことで、外から見える因島を、聞かせてください。「いつか帰ろう」が、「今、関わる」に変わる方法があります。
この島は変わろうとしています。島を飛び出す理由も、帰りたくなる理由も、人それぞれでいい。その両方を、ちゃんと考えたいと思っています。
しまなみを渡った先に、あなたの知らない因島があります。観光では終わらない島が、ここにあります。
因島は工業出荷額約840億円の活発な産業集積地です。人口は約2万人の島ですが、次のビジネスの種があるかもしれません。
あなたの想いを、因島でかたちに。
歩む道を、一緒に考えていきましょう。
Contributors
この報告書は、多くの皆様のご協力により完成しました。ヒアリングやアンケートへのご回答、視察・説明会・ワークショップへのご参加——ひとつひとつのお力添えに、心より感謝申し上げます。(順不同・敬称略)
みなさまのお力添えが、この一冊のかたちになりました。
ここに記しきれない多くのみなさまにも、心より感謝申し上げます。
(順不同)
この会議体に集まったのは、個性豊かな面々です。島でモノづくりをする人、都会でビジネスをする人、農園を営む人、クリエイター、まちづくりに情熱を燃やすひとびと。──肩書きも、今いる場所も、みんなバラバラ。それでも「因島の未来」という一点で、たくさんの議論を重ねてきました。

アドバイザー
村上 祐司

アドバイザー
宮地 秀樹

アドバイザー
村上 弘文

五十嵐 夕子

浦丸 伸一郎

岡野 賢吾

柏原 圭佑

柏原 秀幸

小嶋 正太郎

小西 百香

島田 悠希

田中 洋平

田村 振一

中空 隼人

西 宏行

藤川 和美

巻幡 俊

松浦 信義

松浦 政浩

丸山 邦夫

宮地 剛

村井 眞吾

村井 徹也

村上 元気

村上 裕紀

吉田 淳

吉永 直記