2月15日発行「海事プレスONLINE」に、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)についての記事が掲載されています。
<造船・舶用覧>
因島工場を「事業所」に格上げ JMU、修理事業強化へ
ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は24日、組織変更を発表した。船舶修繕専門の因島工場を4月1日付で「因島事業所」に格上げするほか、船舶修理事業を管轄している艦船事業本部の修理統括グループを「修理統括部」に改訂する。船舶修理事業の強化を図るのが狙い。
JMUは5事業所・1工場体制で運営しているが、このうち因島工場は唯一の修繕専門設備だ。ここ数年はスクラバーの搭載工事(レトロフィット)をはじめ、大型の改造工事も複数手掛けてきた。JMUは近年、船舶修繕事業を重視し、因島工場のほかに横浜事業所などでも付加価値の高い修繕工事を積極的に取り込むなど、事業強化を図ってきた。また、舞鶴事業所も今年6月頃に商船の建造事業から撤退し、修理専門工場となる見通しで、船舶修理の重要性が従来よりも高まる。
このほか4月1日付の組織変更として、「経営イノベーション推進部」を廃止するほか、組織簡素化と効率運営を図るために、艦船事業本部の艦艇統括部と官公庁船・特殊船統括部を廃止し、機能を設計本部艦船技術部に移管する。